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【第1回】免疫力を高めるための習慣改善のヒント

~自然療法で毎日の暮らしをもっと心地よく~

最終更新日:2024年12月28日

免疫力アップ習慣

はじめに:免疫力を高めるための生活習慣とは?

「最近疲れやすい」「風邪を引きやすい」――そんなときは、免疫力の低下が関係しているかもしれません。 薬やサプリメントに頼るだけでなく、日々の食事や運動、睡眠、リラクゼーションを見直すことで、免疫力は自然なかたちで高めることができます。

① 食事・腸内環境を整えて免疫を底上げする

腸は、免疫機能の約70%を担う重要な器官です。 乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含む発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌、ザワークラウトなど)を日々の食事に少しずつ取り入れることで、腸内環境が整い、免疫細胞が活性化します。

また、抗酸化・抗炎症作用のあるスパイス、たとえばクルクミン(ターメリック)、ジンジャー(ショウガ)、シナモンなどは、慢性炎症を抑え、免疫バランスの維持に役立ちます。料理やドリンクに加えるだけで手軽に取り入れられるのも魅力です。

運動:心と体のバランスを整える

中程度の運動は、免疫細胞を活性化し、リンパや血液の巡りを促進することが分かっています。 特にヨガやピラティス、ウォーキングなどは、ストレスを和らげ、副交感神経を優位にする働きがあるため、1日10〜30分程度の軽い運動を継続するのがおすすめです。

アーユルヴェーダの観点からは、個々の体質(ドーシャ)に合わせて運動の種類や強度を選ぶことで、より効果的に免疫力を高められるとされています。

睡眠:質の良い眠りで免疫を回復する

睡眠は、免疫機能の回復と再生に欠かせない時間です。 とくに深いノンレム睡眠中に、免疫細胞が最も活性化するといわれています。反対に、睡眠不足が続くと炎症マーカーが増え、感染症のリスクが高まる可能性があります。

快眠をサポートするには、ラベンダー、カモミール、バレリアンなど鎮静作用のあるハーブを取り入れたアロマケアが効果的です。 就寝前の芳香浴やハーブティーのほか、温かいお風呂や軽いストレッチなども、心地よい眠りへと導いてくれます。

ストレスケア:心のケアで免疫力を守る

慢性的なストレスは、免疫力を下げる大きな要因です。 ストレスホルモン「コルチゾール」が過剰になると、免疫細胞の働きが弱まり、炎症や感染症のリスクが高まります。

マインドフルネス瞑想や深呼吸法など、日々取り入れやすいリラクゼーション習慣によって、ストレスをやわらげることができます。また、「アシュワガンダ」や「ホーリーバジル」などのハーブは、神経系の安定と副腎機能のサポートに役立ち、慢性的なストレス状態からの回復を後押しします。

自然のリズム(月のリズム)を味方につける

月の満ち欠けは、自律神経や睡眠のリズムに影響を与えるとされ、近年ではその生理的影響についての研究も進んでいます。 たとえばスイス・バーゼル大学の研究(2021年)によると、満月前後には睡眠の質が低下しやすく、新月の時期は心身のリセットや浄化に適していると報告されています。

こうした自然のリズムに寄り添ったセルフケアを取り入れることで、体内リズムが整い、免疫力の維持や心身のバランスにも良い影響が期待できます。 新月や満月のタイミングに合わせて、静かな時間をつくったり、デトックスやリラクゼーションを意識することも、暮らしを心地よく整える一つのヒントになるでしょう。

まとめ

免疫力を高めるには、自然療法の視点からの統合的な習慣改善が大切です。 食事、運動、睡眠、ストレスケア、そして自然のリズムと調和する暮らし—— これらを少しずつ整えることで、日常がもっと心地よく、健康的なものへと変わっていきます。

salon de alphaは、現代に生きる私たちが自然と調和しながら健やかに過ごすための知恵を、これからもやさしくお届けしてまいります

(監修:salon de alpha 自然療法専門アドバイザー)